コインチェック記者会見全容、Q&Aに対してのコメント その11

logmi.jp

logmiさんからの引用

 

その10からの続き

免許不認可のかなり手前にいるように見受けられる

記者9 ITproのサトウと申します。先ほど弁護士の先生から公開会社ではないということが理由で、まだそこまで各種情報の透明性等の開示の体制が整っていなかったというご回答があったと思うんですけれども。御社は仮想通貨の交換事業者として、金融庁に対して登録に向けた準備を進めていると認識しておるんですけれども、先ほどの顧問弁護士の先生のお話通りですと、まったくそのような交換事業者の登録の要件を満たすような状況まで進んでいないといった認識をしてよろしいんでしょうか。 私が申し上げたかったのは、期中のなかで、財務諸表としてきちんと整えてそれを提出するというのは、当局に対して義務として必要なことだというふうに承知しておりますが。期中のなかで、この時点ということの財務情報を即時に出せる状況が、そこまで迅速に整っているかというと、そうではないと。今時点での数字が出ないのはその理由ですと申し上げたまででございます。記者9 だいぶマイルストーンとしては、免許不認可のかなり手前にいるように見受けられるんですけども、そこのところについては内部体制としては不備があったとか、そういったところの迅速な開示をするための体制が整っていなかったという認識をしてよろしいでしょうか。 登録要件の中では、公開会社と同じ財務開示の要件というものはないと承知しております。記者9 ということは、御社にとっては公開会社と多数の資産を預かっているにも関わらず、公開会社とは求められていないので、それ同等の開示スピードは必要ないという認識でよろしいですか。 いえ、必要ないと申し上げているわけではなくて、この1日の中のタイムラインをご説明し、今の状況をお話した次第です。記者9 今後そちらを整えていくといったような迅速な公開とか、そういった具体的なスケジュールについて何か今述べられるものはございますか。 それも含めて会社で検討しておりますので、整え次第ご報告させていただくことになると思います。記者9 ありがとうございます。

 コメント:こういった事件が起こった後で

インチェックを仮想通貨交換業者に登録することは極めて難しいだろう。

業界への悪影響、どう考えるか

司会者 重複する質問も多くなってまいりましたので、あらためて後日まとめてご回答させていただきたく存じます。さらに本日まだございましたら。記者10 2つお願いします。朝日新聞の○○です。5億2,300万NEMというのは、これは御社が保存しているNEMのすべてということなんでしょうか。和田 先ほど申し上げました通り、ほぼすべてになります。記者10 もう1つ、マウントゴックスがあって、業界がかなり信頼を失ったと思うんですけれども、今回の件を受けて、業界への悪影響というものについて、どういう気持ちでしょうか。和田 当然のことながら、今回の事象によって業界に対して不信感であったりとか、いろんなことを考える。いろんな印象が持たれると思っておりまして、その点に関しては深く反省をしております。記者10 ほぼすべてですか(それとも)すべてですか?和田 ほぼすべてになります。

 コメント:今回の事件の損失はマウントゴックスの

5倍ということもあって仮想通貨の世界に

与えたダメージはものすごいと思う。

あえてこの事件に名前を付けるなら

5GOX事件と名付けるだろう。

顧客として最悪のケースは

記者11 テレビ朝日のマツモトと言います。確認なんですけれども、内部の犯行ではないと思っていいですか。大塚 はい。現時点では、そのような事実は確認されておりません。記者11 あとあとになって、投資家なり顧客を裏切ったということにはならないと思っていいんですか。大塚 そこについては、現時点では確認できてないのですが、その点についても確認中でございます。記者11 今日、この様子は大勢の方がインターネットなどを通じて観てらっしゃると思うんですけれども、顧客として最悪のケースというのは何を想定しておけばいいんでしょうか。和田 最悪のケースといたしましては、顧客の資産が毀損し、顧客から預かっている資産がお返しできないことだと考えております。記者11 それはもうまったくなくなってしまう可能性もあると?和田 基本的には、ないとは考えておりますが、そこも含めて確認中でございます。記者11 できればカメラを通して、観てる方にも何か言いたいことがあれば伝えていただけますか。大塚 この度はみなさまに、このような状態を招いてしまいまして、本当にお騒がせしてしまったことを深く、深く反省しております。申し訳ございません。

 コメント:顧客としての一番の悪夢は

NEMが返ってこないことと

NEM以外の仮想通貨が出金できなくなること

自身の進退はどうするのか

記者12 大塚さんと和田さんの、ご自身の身の処し方はどうしていくと考えるか、多分仮想通貨をご自身でも持っていらっしゃると思うんですけども、そういったもので何か対応ができるかというのはないんでしょうか。大塚 そこも含めて、どのように対処していくかというのは、今検討している状況でございます。記者12 「ほぼすべて」というのは限りなく100パーセントに近いのか、もうすこし具体的な数字はないんですか?和田 そこに関しましては、100パーセントではないのですが、基本的には100パーセントに近いというところで、ほぼすべてという表現を使っておりまして、具合的にそれがどのぐらいなのかというところに関しては追って報告させてもらえればと思います。司会者 お時間となりましたのでこのあたりで終了させてます。

 コメント:自分の進退も考えられないほどの

パニック状態に陥っていると自分は思う。

会見の時、ずっと和田社長の目の瞳孔が

開きっぱなしで心配するほどの状態で

今後のことは考えられる状況にないと思う。

 

今回の事件で一番の被害者は

まぎれもなくユーザーである。