コインチェック記者会見全容、Q&Aに対してのコメント その5

logmi.jp

logmiさんからの引用

 ※2018/01/27 修正

その4からの続き

不正流出発覚までに要した8時間半

記者8 朝日新聞のスギタと申します。3時から11時半までの流れなんですけれども。3時に、一気にこの580億円分の(NEM)が流出したということなのでしょうか?大塚 ちょっとそこも、具体的な数字は確認中でございますが、1回でやられたのを送られたというわけではございません。記者8 ということは、この2時57分から気づくまでの間に、580億円分が流出したということですか? そういう理解でよろしいですか?大塚 はい。記者8 逆にこの、気づくまでに8時間半ほどあるのですが、時間がこういうふうにかかるのは、どうなんでしょうか? 時間がかかっているようにも見えるのですが。大塚 長いか長くないかは、ちょっと感覚的になってきますが、我々として気づいたのはこの時間だったという事実だけでございます。記者8 自動出金は、どういう状態だったんですか?大塚 NEMの残高が減っていたということに、気づいたということです。記者8 大きく減っていると?大塚 大きく減っていたと気づいたということです。記者9 日経新聞のカンダと申しますけれども。今のお話では、大きく残高が減った場合にアラートを出すような機能はなかったんでしょうか?大塚 そうですね、こちらは(そういう機能が)ございまして、本日は気づいたということです。記者9 それでも、気づくのに時間がかかったということですか?記者10 すみません、今の(質問の)続きなんですけれども。そうすると、例えば100億円とか200億円を入れた段階では、アラートは鳴らなかったということなんですか?大塚 ちょっとそれは、このところでどういうことが起こったかというところを、今事象の確認をさせていただいておりますので、そこらへんがわかり次第、詳しくご説明をさせていただければと思っております。記者10 例えば、500億円分とかだったとしたら、どの時点でアラートが鳴ったかというのは(わかるのですか)?大塚 ちょっとそれも、私の手元のところではわかりかねるので、今は確認次第(ご説明する)というかたちになっております。

 コメント:時間がかかったというか

多分、考えてたんだろう......(今後について)

今後、考えうる補償の可能性

記者11 日経新聞のシマダと申します。3点ほどお尋ねします。NEMの補償の話。補償というのは、具体的に何がいいのか。NEMそのものをあえて現存とするのか、例えば現金で決済することになるのかという点について、何をするのか決めてはいないと思うのですけれども。どういう方法があり得るのかということについて、教えてください。「取り返せるかもしれない」と先ほど言われていましたけれども、取り返すのか補償するのかは、いつの時点で決めることになるんですか? 取り返すと言っても、(相手が)外部の、仮にハッカーとかだった場合、誰がやったのかなんて、最終的にはわからない可能性があります。どこの時点で、補償するのか取り返すのかというのを決められるのか?さらに最後に、「サービスの復旧は未定」とおっしゃっていましたけれども、リップルなどの他の通貨が、最終的にNEMの補償に充てられる可能性はあるのか? あと、仮想通貨だけではなく、日本円というかたちのキャッシュも入っていると思うのですけれども、これも補償に充てられる可能性はあるのか? このあたりについて、詳しく教えてください。大塚 まさに今おっしゃっていただいた、補償ないしそこを含めて、どういうかたちにするかというのは、まさに検討の中にありまして。どのようなかたちで……NEMなのか円なのかを含めて、検討をしている状況でございます。記者11 じゃあ、取り返す・取り返さないというのは、具体的に……どういうものがわかれば、取り返すことになるんですか?大塚 そこの判断を含めましても、いったん我々で検討の状況でございます。とくに現金を預けられているお客さんからすると、キャッシュがロックアップされている状況なのかと思うんですけれども。例えばキャッシュの部分に関しては、ちゃんと別で対応するとか、なにかそういうことはないんですか?大塚 そうですね。そこも含めて、今後どのような対応をさせていただくかを、全体を含めて、今検討をさせていただいている状況でございます。

 コメント:補償は検討ということらしいです。

返ってこないことは覚悟したほうがいいみたいです。

仮想通貨交換業者登録の見通し

記者12 日経新聞のカワカミと申します。異常を検知してから、20時間以上経っていると思うんですけど。それでもなお、このNEMを持っている保有者の口座数も含めて、把握できていないというのは、どういう理由なんでしょうか。そんなに難しいことなんですか。大塚 まず事象としてどういうことが起こったかという事実状況の確認にかなり時間を要していまして、今の時点で確認している状況です。記者12 NEMを持っている人の口座数はどれぐらいだというのは、そんなに難しい作業ではないと思うんですけど、ある程度の規模感を含めて確認できないんでしょうか。大塚 すみません私の手元にちょっとなくて、今現在調査中となっております。記者13 日経BPのゲンと申します。金融庁の仮想通貨の交換所の登録は、御社まだ受けてられてなくて、取得を目指していると思うんですが、今どういう状況なのか。サービスのほうでは、コマーシャルは積極的に打たれて、(取引所の登録が)取れることを前提に事業を継続するという計画だと思うんですが、そのあたり今どういう状況かをあらためてご説明ください。大塚 そこに関しましては、私たちからなかなかお伝えできることがございませんでして、私としては、もちろん登録ができる前提ですべての準備を整えていた状況でございます。記者13 まだ取得されていない状況で、現在受かってない状況ということですか? 感触としての目処も立ってないと。大塚 それは、私たちというよりも、金融庁さんのほうというのもありますので、私たちとしては登録ができるという感触は持っております。ただ目処であったりとかというのは、我々は知り得ない状況にはなっております。記者13 一応猶予期間は数ヶ月ということですが、この期間内で取得するという、計画を遂行するつもりという意味ですか。大塚 はい、みなし事業者の構えで。記者13 それは現在も取得するという計画のままということですね。

 コメント:コインチェックでは去年9月から登録の申請は

送ってるみたいですがいまだ登録されていない状況みたいです。

ただ、今の状況からしてみても

金融庁がすんなり登録するとは思いません。